家具の開き戸を開けるときに触れる取っ手やツマミには色々なデザインがあり、選ぶのも
楽しいものです。
けれど「服などが引っかからないようにでっぱりがないもの」となると、なかなか選択肢は
多くありません。
押して戻ってくるプッシュラッチや、扉の小口底面を掘り込む手掛けを採用すれば、
扉の表面にはツマミなどの金物もなくすっきりして良いのですが、頻繁に使用する場所では
仕上げによって、扉の汚れが気になることも。
そこで、建具やさんからご提案いただいたのが「フロイデ長手掛」。
同等品として、兼用引き手というカテゴリで他社さんからもいくつか出ており、事務所の
打ち合わせ室でも使っています。
通常ご提案するものよりいくらか大きめではありますが、使いやすくて扉自体も痛みにくい、
ありがたい引き手です。
2013.04.24 ディクタ建築事務所 栗山祐子