以前、こんな相談を受けたことがあります。
「どの建築会社からも “そんな家は無理” と断わられてる状態です。Diktaで駄目なら夢をあきらめ普通の家にします。一度、相談に乗ってもらえませんか?」
こだわりの多い家づくりに「おもしろい」と感じてしまうのが建築家の性分です。
「おもしろそうですね!」と応じたことから「老津の家」の家づくりが始まりました。
人はそれぞれ、家に対する想いやこだわりがあるはずです。
あなたのこだわりを遠慮なくお聞かせください。
経験豊富な建築家がしっかり向き合いクライアントの想いを形にいたします。
私にはひとつの情景があります。
それは建築家・出江寛先生の設計された住宅にお邪魔したときのことです。
通されたのは、3畳より少し広い程度の応接間。白を基調にしたシンプルな空間です。
造り付けの小ぶりなソファーに座り、坪庭の景色を眺めながらお茶を飲んでいると、この小さな空間が自分にしっくりと馴染む感じでまことに心地良いのです。
この時、ことさらにデザインしなくても建築は魅力的になることを知るに至り、以来、30年にわたって「居心地の良さ」について考えています。
老子にこういう意味の言葉があります。
粘土をこねて器を作る。空の部分に器の効用が発生する。
家に戸や窓をしつらえる。家の効用は、中が空(空間)であることから生まれる。
こうして、何かがあることによって人は利益をうけるのですが、何もない部分にこそ物の有用性があります。
私たちは、屋根や壁をしつらえ家をつくります。写真に写るのはこの部分です。如何に見栄えよくするかに関心は集まりますが、住い手にとって大切なのは何もない部分すなわち「空間」の方にあり、深く考えたいところです。
建築家の役割を一言で表するとすれば「クライアントの代理人」ということです。
一般的な家づくりでは、建築の素人であるクライアントが、建築のプロを相手に様々な交渉をしなければなりません。
こういった重要な判断をするのは大変なことです。
ところが、建築家の家づくりでは、工務店との交渉は建築家がクライアントの代理人となってこれにあたります。見積の精査と交渉、契約の立会、工事チェックなどの重要な局面ほど、建築家はその真価を発揮します。
専門家がピタリと寄り添う安心感。優れたプランニングや高いデザイン性だけが建築家のメリットではないのです。
Diktaは数少ない「専業の住宅設計事務所」です。
東三河を拠点に住宅の設計を続けて26年が経過しました。
私は、日本有数の著名建築家の下で設計を学び、木造ハウスメーカー、中堅ゼネコンを経て設計事務所を開設。雑誌に掲載される建築からハウスメーカーの設計まで何でも出来ることが強味です。メディアで取り上げられる建築の表も裏も心得ています。
そんな住宅設計一筋のベテラン建築家が、最初の相談からあなたにぴったり寄り添いながら「あなたの理想の家」をつくります。
※これまでに手掛けた住宅は、クライアントから高い評価を頂いております。家づくりSNS「HOUZZ」のレビューを併せてご覧ください。
建築関係のクライアントからの依頼が多いことがDiktaの特徴のひとつです。
ゼネコンやサブコンの監督さん、建築プロデュース会社に勤めていた人、建築行政に携わる人、なかには夫婦揃って一級建築士というクライアントもいらっしゃいます。
なかでも 上郷の家(豊田市)、いろはの家(名古屋)、老津の家(豊橋市)、成岩の家(半田市)は建築士の自宅の設計をご依頼いただいたものです。
仕事で多くの建築士や建築会社を知ってるからこそ「家のこと、建築のことをきちんと知っている人が設計する大切さ」を感じていらっしゃるそうです。
家づくりはクライアントの都合で進めるべきと考えます。
家づくりは決断の連続です。人が結論を導き出すにはある程度の時間が必要です。物事を調べ検討する時間が要りますし、納得するまでの時間も欲しいでしょう。家づくりでは、迷ったり悩んだりする時間が大切で楽しいと思うのです。
家づくりは非日常なのかもしれません。しかし、完成した家での生活は日常なのです。一時の感情に流されて後悔するようなことがあってはなりません
気持ちが舞い上がっている状態の時は、クライアントが冷静になる時間を設けます。これをDiktaでは「図面を寝かす」と呼んでますが、家づくりでは一度立ち止まって冷静になることも大切です。
ですから私たちの家づくりではクライアントを急かすことをいたしません。じっくり家づくりに取り組んでください。
このDiktaのスタンスについて「起間の家」のクライアントは家づくりが終わった後で次のように語ってます。
友人が家を建てたときには、「いついつまでにこれだけ決めてください」って言われて、夜中まで旦那さんと話し合ったと聞きました。メーカー側のスケジュールに乗っていかないといけなくて、すごく大変そうだったんです。でもうちは、ほんとうにゆっくり検討しました。「こんなに時間かけちゃってDiktaさん大丈夫?」。早く決めて進んだほうが設計事務所の経営にはありがたいはずですよね。
(「起間の家」インタビュー抜粋 )
ほとんどの人にとって家づくりは一生に一度の大切な出来ごとです。
せっかくの機会ですから、クライアントの想いの詰まった「理想の家」をつくり喜んでもらいたい。
建築家の家づくりの魅力は、何と言っても自由度の高い設計が可能なことにあります。プラン、デザイン、構造、構法、性能の全てが思いのままです。
建物に応じて木造・鉄骨・RC・在来工法・SE構法どんな構造でも採用可能です。
断熱性能は「断熱等級5(2022年新基準)」を基準にクライアントと相談の上で性能を決めます。付加断熱によりHEAT20-GⅡ(断熱等級6)、GⅢ(断熱等級7)対応、太陽光パネル設置でZEH住宅も可能です。
家に対する想いや要望を何でも私たちにお伝えください。
全てを踏まえた上で、あなたの「期待を超える家」をご提案いたします。
そして、あなたとたくさん打合せを重ねることで、世界にたったひとつの「あなただけの理想の家」をつくります。
このWebサイトでは、クライアントと一緒に作りあげた家づくりの様子を作品紹介、お客様の声、ブログ、コラム で紹介しています。よろしければ、こちらの記事も併せて御覧ください。
私たちの家づくりにご興味がございましたら、是非お気軽にご連絡ください。