少しの工夫で「引き戸」の実現を。

2021-09-13

私の設計する住まいでは、基本的に引き戸を提案しています。
引き戸の魅力は、開き戸のように身体をかわす動作が不要であること、そして開けたままにしても邪魔にならない便利さにあります。


特に、家事動線上の扉やトイレの扉は引き戸にすることをお勧めします。


扉を開けるとこんな感じ。来客がなければ洗面所の扉を開けっぱなしにして利用することもできます。


壁の交差する部分は柱を設けたくなりますが、扉を優先します。
イレギュラーな設計なので、構造設計事務所との調整とプレカット発注前のチェックを忘れずに行う必要があります。


次に、店舗トイレでの事例をご紹介します。


柱をかわして壁をふかし、その中に扉を引き込みます。
この際、基礎立ち上がりが連続しないように配慮し、また、この壁に筋交いを設けないよう構造設計事務所との調整が必要です。

一見すると引き戸の採用が難しそうなプランでも、ちょっと工夫するだけで「引き戸」実現の可能性があります。

  この記事を書いた人 

  原田 久( 建築家 / 一級建築士 )

有限会社 ディクタ建築事務所 代表取締役

愛知県北設楽郡設楽町出身
豊田工業高等専門学校建築学科卒業後、大阪の建築家・出江寛氏に師事。
出江事務所退社後、ハウスメーカー、ゼネコンを経て1998年設計事務所開設。
豊橋・豊川・蒲郡・新城等の愛知県三河地域で、住宅専門の設計事務所として
クライアントと一緒に楽しく丁寧な家づくりをしています。

1998~2004 豊田高専建築学科 非常勤講師
1998~2001 利幸学園 中部ビジネスデザインカレジ インテリア科 非常勤講師

ブログ(プロジェクト進行状況の紹介)  https://www.dikta.jp/blog/
コラム(家づくり全般について)     https://www.dikta.jp/column.html 

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