大開口サッシの雨戸納まりについて検討中。
設計資料や事例を調べている時に、昭和を代表する建築家・前川國男先生の自邸リビングの木製建具外側に 雨戸の溝が掘ってあったことを思い出しました。
その窓は部屋の端から端までの大開口建具で、入隅に納まっていることから雨戸を引き込むスペースがありません。
不思議に思って写真を確認すると・・・
おおー!ありました!!
6枚の雨戸をボックスに納め、ボックスまるごと丁番で回転。90度開いた状態で格納されてます。
よく見るとレール側の敷居・鴨居とボックスの干渉分部を切り欠いていますね。
実はこの建物だけで360枚の写真を撮っているのですが、 こういった感じで後から参考になることがよくあります。
写真管理が大変ですが、私の目が節穴なので仕方がないことなのです..
2014.11.26 ディクタ建築事務所 原田久