雨戸の納まり

2014-11-26 · 【豊田・起間の家 】

大開口サッシの雨戸納まりについて検討中。



設計資料や事例を調べている時に、昭和を代表する建築家・前川國男先生の自邸リビングの木製建具外側に 雨戸の溝が掘ってあったことを思い出しました。



その窓は部屋の端から端までの大開口建具で、入隅に納まっていることから雨戸を引き込むスペースがありません。



不思議に思って写真を確認すると・・・



おおー!ありました!!



6枚の雨戸をボックスに納め、ボックスまるごと丁番で回転。90度開いた状態で格納されてます。



よく見るとレール側の敷居・鴨居とボックスの干渉分部を切り欠いていますね。
実はこの建物だけで360枚の写真を撮っているのですが、 こういった感じで後から参考になることがよくあります。

写真管理が大変ですが、私の目が節穴なので仕方がないことなのです..



2014.11.26 ディクタ建築事務所 原田久

  この記事で紹介した「豊田市・起間の家」 


 竣工写真  https://www.dikta.jp/work-detail.html?id=68


 家を訪ねて。1年目のインタビュー  https://www.dikta.jp/voice06.html

 



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