9月に入りようやく天気が落ち着きました。「石巻平野町の家」では、外まわり外壁下地ノンクラック通気ラス工事が進んでます。
1年前の「御津日暮の家」では茶紙の防水紙でしたが、白色の新しい商品に変わったようです。
さて、本日の定例のメインは木製建具と家具工事の打合せ。
素材、金物、各部の寸法、納まり等を決めていきます。
玄関引手と扉手掛けの実寸モデル。
実際に感触を確かめていただき「溝をもう少し浅く」と「角を滑らかに」とかお客様の意向を確認します。
定例に先駆けて、建具屋さんから「ちょっと見ていただきたいものが...」と相談されたのが
納品されたタモ練付の状態が悪く、加工前に現物を見て判断して欲しいというもの。
近年、良材のタモが採れなくなっていることから、
「グレードの高いものを指定するか、あるいはナラ等の代替を探すか...現状ナラしかないのか...」
と思いあぐねているうちに、とうとう使えるレベルではなくなってしまったという感じ。
建具屋さん、監督のKさんの提案とアドバイスで、良い塩梅の代替品が見つかりました。
今後、Diktaの木製建具はその方向で設計することになりそうです。
2021.09.13 原田久