子供部屋に関しては様々な考え方があります。
1人に1部屋ずつというのがスタンダードでしょうか。
異性であれば部屋を分けるけれども、同性なら一定の年齢までシェアして、時が来たら家具や壁で分けるというパターンもあります。
広さは6帖や4.5帖が一般的です。ここにクローゼットなどの収納も欲しいところです。
3部屋となると結構なスペースを要します。
こちらは3人の共通の子供部屋です。
「人」で部屋を分けるのではなく、「機能」で分けて空間としては3人でシェアする形です。
机のスペースの後ろが衣類収納スペース、壁側には本などの収納棚。
学習が本格化したら、デスク下に収納チェストなどを置けば学習机とさほど収納量は変わらなくなります。
アクセントクロスの向こう側がベットスペースで、着替えて寝るだけの個人のスペースです。
学生時代に寮生活を経験されたご主人様のお考えを基に、子供部屋はそれぞれ最低限の個室と遊べる共有スペースをとの
ご希望からこのようなスペースになりました。
メリットとしては広々と使えるところです。
デメリットといえば、みんなでシェアするので、インテリアがまとまらない恐れがあります。
けれども、そういった部分も含めて兄弟姉妹で意見を出しあて部屋を作っていくのは良い経験になるかと考えています。
お住まいのお子様たちがどんなふうにこの空間を使いこなしていくのかも楽しみです。
2021.05.07 栗山祐子