先日お引渡しの豊川市「御津日暮の家」の竣工写真です。
正式な竣工写真は写真家の萩原ヤスオさんにお願いする予定ですが、まずはDikta撮影のものをご覧ください。
一文字瓦の切妻屋根と白色の左官壁からなる爽やかで風格のあるエレベーション
「若気の至りとならないように」との要望に基づいて、和風をモダンに表現することを目指しました。
大きな屋根の建物ですので、瓦屋根がよく合います。
玄関はレッドシダーの引き戸。ポーチ土間は洗い出し、車路部分は三和土風のガンコマサ。平板石(玄武石)、砕石、紅葉、下草、木製格子、レインチェーン等でアプローチ空間に趣を添えます。
袖壁の奥に家族用玄関があります。
可能な限り玄関庇を延長して車寄せとしています。雨の日に重宝される設計です。
広めの玄関は家族用の内玄関とも繋がっています。
ダイニングからリビング方向の眺め。屋外のデッキが空間により一層の広がりをあたえます。
ダイニング→リビング → 収納兼書斎スペース → 寝室 → WIC まで手前から奥に一直線に続きます。
扉を閉めるとこんな感じ。サイドの棚はピアノ譜面用に造作。一部をテレビ周辺機器の設置スペースとして使います。
リビングからダイニングの眺め。間接照明を用いることでダウンライトを減らし、上品な空間に仕上げています。
ダイニングからキッチンの眺め。窓の外にアオダモを植えてます。
朝食時、植栽が綺麗に見えるようにガラス面を大きく換気用の開き窓を小さくしています。
キッチン。システムキッチンは既製品。背面収納家具はオーダーにて造り付けました。
家族用玄関。普段はこちらから便利に使います。多少、らんごくない使い方でも大丈夫です。
可動棚に靴を収納。その奥は外出用のコート掛けと傘掛けのスペース。下部にミニ冷蔵庫を設置します。
式台あがって左側がキッチン、正面扉を開けると玄関です。
右の造作家具は郵便受け。直接建物に取り込むので朝起きて新聞を取りに外へ出なくても済みます。
いつもは収納内に収める設計とするのですが、今回は届いた郵便物を目視出来るようにとのご意向でこの形にデザインしてみました。狙い通りに機能していて気に入ってる部分です。
次回に続きます。