普通に暮らしていると欲しくる様々なモノの指定席。
鍵やスマホ、リモコン、眼鏡、塗り薬などなど、手の届くところにあってほしいけれど、悪目立ちは避けたいモノたち。
こちらは、ニッチを玄関脇やリビング脇に設けて便利に暮らせます。
玄関脇には鍵を。リビングニッチにはリモコンや眼鏡などを。
もちろん普通に飾り棚としてお使いいただいても素敵です。
ニッチにも様々な見せ方、納め方があります。
例えば、周囲を木のフレームで囲うタイプ。
その場合でもフレームの色を木のままとするのかクロス合わせにするのかで見え方は異なってきますし、
背面をモザイクタイルなどのアクセント素材を用いて目立たせるのか、物を置く部分の板の形状をどうするか、
どこかに曲線を用いるのかなどなど、考えられることはたくさんあります。
こちらは極力目立つことなくすっきりさせたいとのことで、フレームを用いずクロス巻き込みとし、
物を置く部分にはガラスを用いています。
物を置く部分もガラスを用いずクロス巻き込みのままのほうがよりすっきりしますが、長く使用している間に
クロスが擦れて毛羽立ったり、汚れたりするのではないかと考え、出来れば水拭き出来てなるべく目立たない
天板をとガラスに落ち着きました。
ニッチというと「飾り棚」のイメージが先行しがちですが、小さなモノの指定席としても有効だと考えています。
2020.10.01 栗山祐子