9月下旬に入りようやく涼しくなりました。「御津日暮の家」外壁仕上げを施すにはちょうどいい気候です。
実は、外壁仕上げ工事直前のタイミングで、いつも使っていた塗り材に混ぜる砂利工場が廃業していたことが判明。商品が出荷できないことになりました。代用の砂利を検討したもの、技術部において試験の時間がないことから品質保証できないということで、これまで使ってきたこの塗り壁材の採用を断念。
設計イメージに近いものを代替提案してもらいサンプルを確認。これなら大丈夫と判断して採用にいたります。
今までは玉砂利を混入してましたが今回はなし。しかし玉砂利が無い分、深く搔き落とせるということで、それはそれで面白いと感じ作業を見学することに。
現場に行くと上塗り作業の真っ最中。左官屋さんから「いよいよ、この面が最後か。名残惜しいね。」「せっかくだから味わいながら作業しよう!」との会話が聞こえます。左官屋さんがきれいに壁を仕上げる作業は、いつまで見てても飽きません。20分くらいで帰るつもりでしたが3時間も現場で眺めてました(笑)
最後の押さえは親方が確認しながら丁寧に丁寧に鏝押さえを行います。
せっかくきれいに塗った壁ですが、半乾きさせてから
生け花の剣山のような道具を使って
ガリガリと搔き落とします。
動画
ボロボロと
そとん壁より目が細かくやさしい感じに仕上がりました。
個人的にとても気に入ってまして、今後はお客様の好みによって使い分けることになりそうです。
2020.09.28 原田久
※「御津日暮の家」完成見学会を10/25(日)に開催します。詳細は下記のURLをご覧ください。
https://www.dikta.jp/open_higurashi.html