外構工事自体は多くの場合、建物が建った後に施工しますが、計画自体は建物計画と並行か
場合によっては先行するくらいで始めています。
ご依頼を頂いて、敷地を確認しプランニングに入るその時。
建物内に自然光と風を取り込むためにどこに庭を設けるか、庭とアプローチとは兼用するのか、
どこからアプローチを取るのか等も絡めて頭の中で建物を色々とシミュレーションします。
その際に、大抵この辺りには木を植えたいな、塀が無いと外から見えすぎて落ち着かないな、
植栽の足元やアプローチには低い植栽を添えたいな、アプローチは石にしようか、
化粧モルタルにしようか、、、などのイメージが伴います。計画が変わればそれに伴い
外構イメージも変わります。
こちらでは、着工時に隣地境界沿いに塀を設けることが決まっていたため、施工のしやすさから
建物の基礎工事前に塀の基礎を施工しています。
工事が手早くスムーズに進むことは、住まい手さんにとってもコストメリットとなります。
庭や外構まで含めた計画を最初から進めることで、空間としてもまとまった良いものができる
ものと考えています。
2020.09.25 栗山祐子