多人数で使用するキッチン

2019-11-14 · 家づくり考・建築メモ

二世帯住宅や家事分担などの都合で、キッチンを2人3人で同時に利用するのが普通といったご家庭の場合、
シンクとコンロとを分けたⅡ型キッチンですと使いやすいと考えています。

作業スペースやカウンター下収納が増えることが一番のメリットです。
カウンター同士の距離は、すれ違いを考慮して通常より広めの1mオーバー。1.2m程ですとゆとりがあります。

冷蔵庫や炊飯器どの家電スペースは、キッチン横のパントリーにまとめています。
家電をパントリーに置くことで、ダイニングから見えるキッチンがすっきりしますし
パントリーの棚にストック食材を並べておくことで、お互いに把握しやすくなります。

パントリーの引戸のある面は棚とすれば収納量は増えますが、相談の上、玄関からの動線を優先し引戸としました。
買い物帰りの動線はなるべく短いほうが負担が少なく望ましいのと、
行き止まりなく2方向からアクセスできることも、複数人で利用する場合の大事な要素だと考えているからです。

すれ違いの際の「ちょっと後ろ 通らせてね。」はできるだけ少く、スムーズに。
そんな視点からこちらのキッチンは出来上がっています。



2019.11.14 栗山祐子

 

豊橋、豊川、蒲郡、岡崎、豊田、設計事務所と創る注文住宅|有限会社 ディクタ建築事務所

有限会社 ディクタ建築事務所 / Dikta architects office

pageup