住まいの内部の仕切りといえば、間仕切壁と建具です。
壁できちんと仕切ってしまう程には個室感は不要、けれども何かでは区切りをつけて
それぞれ目的のあるスペースを確保したい、なんてことは多いものです。
キッチンとダイニング、幼いお子様の遊ぶスペースとリビング、などなど。
ここで頼りになるのが室内窓です。
例えばこちらでは、趣味室とリビングとの間に室内窓があります。
室内窓がないと、光や風が届きにくく収納部屋のような趣味室になってしまいます。
窓によって適度な繋がりが生まれています。
窓の大きさによって室と室との距離感も変化しますし、もっと個室感を増したいと思えば、
ブラインドなどで視線をカットすれば叶います。
家族で仲良く過ごす住まい、お互いの気配を感じられる仕掛けは大事にしたいものです。
2019.08.01 栗山祐子