障子は和室ばかりに用いるものではありません。
こちらでは、吹抜のある板の間LDKとバルコニーとの間に障子を用いています。
柔らかい光が室内に流れ込んでいます。
障子を開けますと、温かみのある木製サッシからバルコニー越しの屋外の光が室内に降り注ぎます。
建具を開け放つと上階ならではの景色が広がります。風も通り抜けて気持ち良いです。
引違戸ではなく引き分け戸とすることで、より高い開放感が得られます。
せっかくの景色を邪魔しないように、バルコニーの手摺はスチ-ルバーとワイヤーで
極力目立たせないようにしています。
バルコニーというより、浮かぶウッドデッキといった雰囲気でしょうか。
せっかく大きな開口部を設けるなら、開口部周りの建具やバルコニーも整えて
より気持ちの良い場所にしたいものです。
2019.07.25 栗山祐子