こちらの白い扉の奥の収納スペースは、下屋部分の小屋裏空間を利用しています。
小屋裏の範囲としては収納スペースに比べてずっと大きいものですが、
普段から使いやすい範囲のみを収納スペースとしています。
奥行の深い壁厚利用の収納といったイメージで、ほぼ扉と同じ幅・高さの空間利用です。
扉自体をなるべく目立たなくするために、建具枠はなくしてクロス巻き込みとし、
扉の色は木目ではなく壁のクロスに似せたマットな白。
引手も白くすることで、必要以上に主張しないようにしています。
小屋裏収納も、どのような目的で利用するかを考えて計画すると、便利になったり楽しくなったりと
普段の生活の中で活きる空間になると考えています。
2019.07.18 栗山祐子