キッチンや洗面台などを既製品で据える場合には、数年前にあったシリーズが
現在では存在しないということがあっても、車や家電と同じ感覚で分かりやすいと思います。
同じことが、洗面ボウルや水栓、照明のダウンライトなどでもあります。
以前はあった水栓がない、逆に 以前はなかったサイズやデザインの洗面ボウルが存在したりします。
少し前からは、シルバーの水栓以外にも黒や白で塗装されたものも多く出てきましたし、
洗面ボウルや手洗いボウルは、主流の艶のある陶器や人工大理石製以外にもマットな表情のものや
これまでなかったカラーのものも出てきました。
住まいは、建てるその時の「ベスト」の組み合わせで形作られます。
洗面器や水栓は、実は住まい手さんの好みを現しやすい部分でもあります。
洗面やトイレなどの手洗いを探すときに気を付けているのは、洗面ボウルなどから水栓が立ち上がっていることです。
濡れた手で水栓操作する時に、水滴がボウル内で納まるほうが 掃除がしやすいと考えているからです。
迷い込むと中々出られなくなりますが、お気に入りの水栓やボウルを探すのも楽しいものです。
2019.07.11 栗山祐子