こちらは、リビングダイニングから続く和室です。
和室はどのようにも利用できて本当に便利です。
赤ちゃんにとっては昼寝スペースに。
その間 親はダイニングやリビングで家事を進めたり、一息ついたり。
少し大きくなって子供部屋で遊ぶまでの間は、和室が遊び場に。
子供が和室を使わない時でも、日々の洗濯物をたたむ場所やアイロンスペースにもなりますし
たまの来客の接客スペースや宿泊スペースにもなってくれます。
将来、同居の可能性があれば親御さんの部屋にすることもできますし、
そのまた将来、自分たちが2階へ行けない状態になってからは寝室としての利用も考えられます。
いろんな可能性を持つ和室。人が集まった時に腰掛けられる高さの床段差を設け、
できた段差部分を収納スペースとして利用すれば、便利で楽しいスペースに。
4枚の引戸でリビングダイニングとの一体感を高めています。
天井枠は天井の色、床の枠は床の色に近付けて枠が視覚的なノイズにならないようにして
目指すのは建具でありながら動く壁。
吊押入の扉は襖とはせず家具のようにして、ダイニングからの景色と馴染ませています。
障子や畳といった、和室ならではの材に好みもあるかと思いますが、迷ったらおすすめするスペースです。
2019.08.08 栗山祐子