純和風のお宅では、2室の和室の間に襖があったり、
リビングの一角にあるタタミコーナーでは、一時的に引戸を閉めて個室として使ったりと
時と場合によって空間を使い分けられる間仕切り建具は、使い勝手も空間も豊かにしてくれます。
こちらは、リビングと寝室との間に障子を設けています。
鍵が不要な建具では、納め方の工夫で縦方向の枠を見えないようにできるので
赤い椅子の上あたりに本来ある縦枠は見せず、障子を開けた時には壁が連続して見えるようにしています。
そうすることで、リビングと寝室との繋がり感が増しています。
広いワンルームといった感じもあります。
寝室の落ち着き感も残しておきたいので建具の上部の垂れ壁は残しています。
空間の繋げ方、建具の高さや納め方で、空間の印象も変化しますので大切い扱っています。
2019.05.23 栗山祐子