敷地が広く平面的に建物が大きくなると、建物中央付近には自然光が届きにくくなり日中でも暗くなりがちです。
こちらでは中庭によって建物中央付近から内部空間に自然光と広がりを得ています。
二世帯住宅で 基本的に1階が親世帯、2階が子世帯のこちらのお住まい。
中庭の奥は共通の玄関スペースで、子世帯も玄関から中庭の様子を見られます。
「紅葉で葉が色づき始めたね。」など、中庭はまさに家族だけの共通の楽しみです。
建物の内外だけでなく家族の楽しみも繋がる中庭。
色々な意味で、豊かな空間を生み出してくれるものと考えています。
2018.12.20 栗山祐子