少し前までは仏間や座敷に置かれることの多かったお仏壇。
最近ではリビング回りに置くことも増えました。
<中世古の家(豊橋市)お仏壇と神棚>
お仏壇は昔ながらの崇高なデザインのものを、置き家具のようにポンと置くだけでは
新しい住まいには馴染みにくいものです。
この頃ではインテリアに馴染むお仏壇も増えてきましたが、昔から代々受け継いできた
立派なお仏壇のほうが、まだまだ多いように感じます。
お仏壇スペースも神棚も 普段から目に付き手入れがしやすく、これからの暮らしに
馴染んでいくデザインを目指しています。
神棚スペースは壁持ち出しの吊戸収納の右手側 格子部分です。
吊戸の下の高さが目線より下になるので、水等のお供え物の交換も楽な姿勢でできます。
お仏壇は来客時などには一時的に扉の向こうに隠すこともできます。
和室にどっしり構えるお仏壇も素敵ですが、普段の暮らしに馴染む工夫で、スペース的には
コンパクトながら より自然に関われるようになると考えています。
2018.11.29 栗山祐子