普段は開けておくことが多い建具は、高さを天井までとしますと垂れ壁が視覚的に
邪魔にならず、すっきり広く見えて2室の一体感が増します。
更に、建具自体を昔の雨戸のように壁の中に納めると、開けている時に建具の存在が気になりません。
また、障子やスリガラス戸などで光を通すようにすると、光が届きにくい部屋にも
光が拡散して回り込むので、暗くなりにくく しっとりした空間になります。
こちらは天井までの障子です。和風になりすぎないよう横桟のすっきりデザインです。
フローリング方向も床の建具溝に合わせてそろえ、気にならないように。
開けても閉めてもざらつきのない間仕切り建具です。
2018.11.15 栗山祐子