赤坂台の家は基本設計がまとまり実施設計に入りました。
基本設計を基に詳細な検討を行い設計をつめていきます。
蒔ストーブはストーブの機種により防火措置の範囲が違いますのでそれに応じて検討を行ないます。
屋根と煙突取り合いは、屋根板金工法(葺き方)により「箱型(格好悪い)」「フラッシング(スタイリッシュ)」が決まります。
原設計では「竪ハゼ」を予定しており、その場合格好悪い「箱型」の納まりとなってしまいます。
スタイリッシュな「フラッシング」で納めようと思えば、屋根板金を横葺に変更する必要があり、
横葺の屋根勾配の最低が2.5寸以上必要ですので、フラッシング納まりを採用した場合、赤で表示した屋根勾配に変更する必要があります。
イメージ的には全体の雰囲気に影響ない形ですので、屋根勾配変更してもよさそうです。
煙突は、燃焼効率や煤掃除の観点から曲げないことが望ましく、2階屋根を200mmほど延長すれば垂直煙突が設置可能となり、
ストーブ的にはそちらの方が良さそうです。
実施設計では、このような感じで課題についてひとつひとつ検討を行い解決していきます。
2018.10.22 原田久