構造的にその場所に必要なので移動したり、抜くわけにいかない柱。
こちらのキッチン横の柱もそういった柱でもあります。
通常サイズの化粧柱を用いても他がクロスの仕上げなので象徴的になります。
ヒノキや杉の柱を太くして大黒柱的に見せる、というのも選択肢の一つです。
ですが大黒柱に似合う設えというものがあり、こちらはもっとシャープさが欲しいところ。
濃い色で着色して目立たせる、丸い柱としてなじませる、鉄骨の柱とするなど検討を踏んだ結果
フローリングにある濃い目の色と近い色のアサメラ(アフリカンチーク)の120角を面取りして
八角柱としました。
壁の工夫でキッチンの壁に添わせている形に見えますが、柱自体は構造グリットに乗っており
必要な場所にあります。
主張しすぎず、それでいて象徴にもなる柱になったように感じます。
※現場で検討してた頃のブログはコチラ → https://dikta.jp/blog-detail.html?id=5109
2018.10.18 栗山祐子