広い敷地の計画では、建物の配置も様々考えられます。
道路と玄関との距離が近い場合には、道路と平行ではなく角度をもって玄関を設け、アプローチ空間を長く設けます。
玄関を出てすぐ道路 といった関係では、特に小さなお子様がいらっしゃる場合には危険ですし、
何より味気ないように感じます。
こちらの写真 右手側は駐車場です。
バック駐車した時に、後部の荷物を運びやすいよう、駐車場から玄関ポーチへのアクセスも備えています。
塀の手前が駐車場、向こう側が庭になっていますので、庭側のプライバシーや安全性も確保しています。
この塀の有無で建物の印象まで違ってきますので、デザインの側面から見ても塀も大切にしています。
2017.10.04 栗山祐子