屋根勾配と同じ傾斜天井の室内空間がこのお住まいの特徴の一つです。
階段も屋根勾配と同じ向きに上り、2階の居室の天井も屋根勾配と同じ傾斜です。
勿論、リビングの天井も。
ほぼ外観そのままの室内空間 といったイメージですが、実際には屋根面と室内天井面との間には
構造と断熱と通気のためのスペースとして、50㎝以上の空間を確保し、勾配天井の2階でも
熱がこもらないようにしています。
2階床と勾配屋根がぶつかる部分に生じる天井高さの低いスペースは小屋裏収納に利用して、
使わない建物内部を極力少なくしています。
室内空間を使い切る設計で、よりのびのび暮らしていただきたいです。
2017.09.20 栗山祐子