すっきり片付いた玄関というと要素が少ないほうが良いように考えがちですが、あると良いものもあります。
玄関に鏡があると、靴や鞄も含めた出かける前の全身チェックに便利です。
全身を映す壁付け鏡のサイズは使う人の身長で決まり、鏡の上端を背丈の高さにつける場合、背丈の半分で良いそうです。
身長180㎝の方なら90㎝です。
小学1年生くらいのお子さんの身長は120㎝ほどですので、鏡の下端が90㎝では全身を映せません。
お子さんのことも考慮しますと、高さ120㎝が最小です。
幅は30㎝あれば、鏡から1m離れた位置に立って肩幅まで入る とのことです。
幅30㎝高さ120㎝で用は足りますが、出来れば鏡もすっきり納めたいので、
写真では、後付け感をなすくためにも鏡のフレームが目立たないよう天井から床までの高さとして
建物と一体に見えるようにしています。
玄関扉の隣にあるニッチは、車のカギや認め印等、ちょっとしたものを置くのに便利です。
幅を上の窓と合わせて、物を置く天板もガラスとする事で目立ちすぎないようにと考えています。
位置は宅配便の方などからは見えにくく、住まい手が玄関往来の際には使いやすくと考えてこちらに
決めています。
毎日、家族が何気なく行き来する玄関、ちょっと便利だと毎日がより気持ち良いものになりそうです。
2018.08.30 栗山祐子