「赤坂台の家」は見積り調整中。
赤坂台の家には、雨に濡れないようにと半屋外の部分があります。
とても便利なスペースなのですが、外壁の位置を変更して室内にしたとしても、屋根・基礎の面積や外壁の長さは変りませんので、
建築基準法上の面積に参入されなくても、室内空間にしたときと同等のコストが必要になります。
(参考写真:北設の家)
また、本計画では敷地に高低差があり、一部を建物の中で解消する計画としています。
断面的に面白い空間となるのですが、平坦地での計画と比べて基礎工事が複雑となりいつもより割高となっています。
(鉄筋量が多く複雑な配筋+コンクリート打設回数もフラットな敷地より多くなります)
デザインと外壁保護の観点から軒の深い建物で、必然的に屋根の面積が大きくなり、軒の浅い建物と比べて割高です。
要望と機能とコストを秤に掛けてプランの方針を定めます。
2018.06.25 原田久