先日お引渡しの「高師本郷の家」の竣工写真です。
写真家の萩原さんには植栽完了した頃に撮影いただくとして、まずはDikta撮影の写真をご覧ください。
高師本郷の家は、低層住居専用地域という高さ規制野の厳しい地域での計画です。
敷地は南北方向(奥行き)が少なめの敷地で、北側斜線制をクリアしようとすれば道路側に寄せて配置する必要があります。
一枚の壁を衝立のように設けることで、道路側の視線を遮り、居住空間のプライバシーを守ろうと考えました。
エレベーションは、ガルバの黒と左官壁の白色のコントラストが美しい建物を目指しています。
玄関入ると、正面にバイクガレージの土間、右側にリビングに至る階段があります。
玄関には造り付けの玄関収納
バイクガレージに階段を設置。扉の向こうのキッチンのバックヤードの役割も担います。
玄関から階段を上がって居住空間に入ります。
床は無垢ウォールナットのフローリング。
多米の家、千郷の家、中世古の家、萩森さんが在庫品を使わせていただきましたが、この物件で使い切り。
3本立て列柱の向こうがリビング、手前がダイニング・キッチンです。
キッチンはスイージーのオーク。サイズはオーダーサイズです。
キッチン奥の扉の奥はバイクガレージです。
タタミコーナーは一段あげて、タタミ下は引き出し収納になっています。
和室収納は足元をあけて軽快に。八角形の飾り柱が収納の唐突感を緩和して、自然な形に見えるように工夫しました。
間接照明はやり過ぎると下品ですので形と場所を慎重に。主に天井のダウンライトの数を減らすことを目的として採用しています。
(後編に続きます)