「成岩の家/半田」 お引渡し

「原田さんらしい家にしてください！」と始まった「成岩の家」の家づくり。

私らしさって何なんだろう。私の好みを全面に押し出して図面を書いてみるも、建築的に成立すれど暮らしのイメージが見えてこない。そんな図面は違和感があって落ち着かない。

足掻いてみてたどりついた答えは、住まい手の好みや意向を探りながら、多くの、時に相反する要素をバランス良く熟して家づくりを進めるというもの。家づくりの過程を大切にという進めかたが私にはしっくりくることが改めてわかりました。

「成岩の家」も無事に引渡しの日を迎えました。竣工おめでとうございます。



タタミコーナーの珪藻土は施主さん自らが塗ったもの。とてもきれいに塗られてました。
片隅にお子さんたちの手形が。




カリモクのソファはモケットグリーン。




玄関収納扉の裏側にスリッパ掛けを取り付け。これで残工事もすべて完了です。




引き渡しと取り扱い説明を行い、




ピアノの搬入も終わりましたので、いよいよ・・・




施主工事のバルコニー手摺の取り付けです！




お客さん手配の手摺はステンレスにグレードアップしてましたが、「どうやって接合してるの？」というほど施工精度の高いもの。




これをみんなでエッチラオッチラ持ち上げて無事に取り付け。




手摺も付いたことで、さっそくIKEAのデッキパネルを敷設。




アイアンウッドの質感がカッコイイですね。




外でお茶しながら、ガーデニングに詳しい専務さんに庭造りのご相談。

「ここらあたりまで芝生を張ろうかな」
「記念樹にモミジとかドウダンとかどうですかね？」

などなど。早くも次のステップに移ってました。
約2年半もの間、楽しい家づくりに携わらせていただいて本当にありがとうございました。

 

  この記事を書いた人　

  原田 久（ 建築家 / 一級建築士 ）

有限会社 ディクタ建築事務所 代表取締役

愛知県北設楽郡設楽町出身
豊田工業高等専門学校建築学科卒業後、大阪の建築家・出江寛氏に師事。
出江事務所退社後、ハウスメーカー、ゼネコンを経て1998年設計事務所開設。
豊橋・豊川・蒲郡・新城等の愛知県三河地域で、住宅専門の設計事務所として
クライアントと一緒に楽しく丁寧な家づくりをしています。

1998~2004　豊田高専建築学科 非常勤講師
1998~2001　利幸学園 中部ビジネスデザインカレジ インテリア科 非常勤講師

ブログ（プロジェクト進行状況の紹介）　　https://www.dikta.jp/blog/
コラム（家づくり全般について）　　　　　https://www.dikta.jp/column.html　

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