「中世古の家/豊橋」は基本的に軒の出のない軒ゼロ納まりですが、
道路面のバルコニー屋根では破風が目立ってきます。
破風の大きさは、建物のボリュームや屋根とのバランスを考え 検討を重ねます。
絵を書いてみるまでは、外壁の厚みがそのままぐるりとまわって建物の縁を
強調させる感じが良いかと考えていましたが、書いてみるとイメージより
がっしりしすぎる感じ。
薄すぎると華奢になりすぎますし、ある程度の厚みを持たせて行儀の良い建物を狙います。
いくつか破風の厚みを変えて書いた絵を壁に張ってどれが一番しっくりくるかを
眺めては考え決めています。
2016.12.01 栗山祐子