「千郷の家/新城」 竣工写真（Dikta撮影）前編

外まわりや内部で若干補修工事が残ってますが、お日柄の良い昨日、新城市「千郷の家」の引き渡しを行いました。
オ－プンハウスで撮影した竣工写真をご覧ください。


道路側ファサードはブラックのガルバ、シラスそとん壁、木製建具の構成。
ガルバは使い分けしてまして、側面は小波、道路側はシャープなタニタのＺＩＧを採用しています。


軒裏はレッドシダー張り
奥行き1.5メートルの玄関庇は雨の日に重宝しそうです。
板金のＭさんが特段に上手なので、とてもシャープに仕上がっています。


玄関扉は建具屋さんの製作。既製品より気密性に劣りますが、サイズやデザインが自由に出来ます。
写真のチビちゃんたちの間に写っているのが郵便受けで、キッチンのデスクサイドに投函されます。
土間は黒の色粉モルタル塗り。目地がありませんのでお掃除が楽な仕上げです。


玄関ホール
少しでも広く見えるように階段の半分を片持ちにはねだし。
不安定に見えるそうですが歩いても全然大丈夫。しっかり安定しています。
階段の５段目を延長してその下を下足入れにしました。階段下の奥側はキッチン側からのパントリーです。


ダイニング、キッチン。
ワイド寸法が大きいのでキッチンは製作品です。
キッチン正面は掃除のしやすいステンレス張。吊戸の一部が開いるところに神棚が納まります。
冷蔵庫部分の壁面を引っ込めて、キッチンと冷蔵庫の前面を揃えてスッキリ納めます。


ダイニングテーブルは鍛冶屋さんが加工した脚にアッシュの接ぎ板を載せた萩森建設さん製作品。
奥のカウンターは、ポット、ジャー、トースターなどの家電棚。扉の奥は階段下を利用したパントリー。


壁付けの引き戸を開けるとパントリー可動棚。
ちょっと見えにくいですが、パントリー横のカウンター下に郵便受けがあり、朝、外に出なくても新聞が受けられます。

テーブル下に収まるようにキャスター付きの収納も作って貰いました。
海苔、コーヒー、椎茸などタッパ容器を納める予定。
（１年くらい前にアレコレ考えていたやつです　→　http://dikta.jp/blog-detail.html?id=5009&project_id=　）



ダイニングと和室の居間は続き間となっていて、普段は開け放して使います。
タタミ側の開口部分はお仏壇を納めるスペース。その隣は造り付けのテレビ台。


障子を閉めるとこんな感じ。



居間からダイニングキッチンを眺めた様子。


居間の東側は寝室。


こちらも建具を開放すれば居間と一体に広く使える空間です。


内部の建具は全て引き戸です。


車イス対応可能なトイレ空間です。手洗いは水はねを考慮して大きなものを選びました。
カウンター下の扉内に掃除道具を収納。上の棚はカーテンで目隠ししてストック唐の収納に使います。
ペーパーホルダーは二連のワンタッチ式。

南側との距離が取れないものですから１階は明る目の素材を採用し、２階は色づかいをガラリと変えています。

（次回に続きます。）

2016.11.11　原田久

「千郷の家（新城市）」竣工写真と作品の紹介をしています。
https://www.dikta.jp/work-detail.html?id=72