「千郷の家」は大工造作工事が進んでいます。
萩森建設さんの工事看板が付けられました。
ご近所さんから「200年って凄いですね」と声を掛けていただきますが、200年持つかどうかは設計者の私でも正直わかりません(^^;)
福田内閣の頃に「200年住宅ビジョン」として、所定の水準を満たした住宅に対する優遇措置を打ち立てました。いわゆる「長期優良住宅」です。
「長期優良住宅」というより「200年住宅」の方が一般の方や私たちにはイメージしやすいのですが、国交省的には好ましいネーミングではないようです。(参考記事:「200年住宅」とは言わないで?|日経アーキテクチュア)
道路側の窓は木製窓です。単調なエレベーションを避けたいことから板張りの戸袋を設けて水平線を強調しています。
ポストぐち
ポストくち内側。キッチン収納の中に新聞や郵便物が落ちるように箱の底を斜めに加工。
居間とキッチンは引き込みの障子で間仕切り。障子が所定の位置で止まるようにレールや溝を付き止め加工としています。
レール右側は冷蔵庫スペース。冷倉庫以外の壁をふかしてキッチンと冷蔵庫の前面が揃う設計。冷蔵庫の上にエアコンを設置します。
2階気密シート工事が始まりました。
エレベーションのバランスから2階天井の低い部分は2100mmとかなり低めに設定しています。
圧迫感解消のために2階は勾配天井としています。
棚下に照明を設けるので、その配線ルートについて打ち合わせ。
レンジフードの高さが設計図どおりに納まらないので、家具寸法を5cm大きくすることに。
フロアコンセントや勾配天井シーリング納まりについて、ややこしい注文を出しておりまして、
その件については次回打ち合わせに持ち越しです。
2016.07.26 原田久