「通し柱は必要か」 の記事で書いた 「市場台の家」 の上棟の現場での出来事です。
新城という地域柄もあり、上棟については近所の方の視線もある程度考慮しなければなりません。
棟上を待つ間に隣で見ていた、奥さんのお父様に「通し柱のない」ことについてあらかじめ説明しておこう思い
「この家は通し柱がないから変な家と思われませんでしたか?」と話しをふると、
「通し柱なんか無い方が丈夫だわ」
「昔みたいに材が太ければ良いけど、4寸の柱にホゾなんか欠いたらそこでポキッっと折れちゃうわな」
昨今の木造住宅の問題点を的確に把握していることに、正直なところ驚いてしまいました。
人間が直感的に「危ない」と感じる感性が大切だと感じた出来事でした。