老津の家/豊橋のバルコニー床が出来つつあります。
大工さんが、手際よくも慎重に長さを調整しながら鉄骨の上にレッドシダーを施していきます。
設計時には、バルコニー床をグレーチング(格子状に組んだ鋼材などの溝蓋)にしようかとの意見も
ありましたが、木とすることでリビングのフローリング床が延びているようにも感じられます。
こちらのバルコニーは、リビングからの眺めのノイズにならないよう手摺壁を立ち上げるのではなく
フラットバーとワイヤーとで視線が抜けるようになっています。
また、側面の壁は完全に屋根まで立ち上がっているので、程よい囲まれ感も生まれています。
洗濯物を干す以外にも、気持ちの良い時間す過ごせるバルコニーだと思います。
2013.1.23 ディクタ建築事務所 栗山祐子