最初に建築相談にお越しいただいてから2年半。
工事着手から13ヶ月。豊橋の「老津の家」が完成しました。
萩森建設の監督さん、大工の伊藤さん、工事業者の方々のおかげで素晴らしい家が出来ました。本当にありがとうございました。
1ヶ月前のオープンハウスは未完成の状態でしたので、完成した姿をご覧ください。
玄関引戸は外壁同材のレッドシダー張り。2.7メートルのオーバーハング空間はガレージスペースとなります。
玄関の土間はモルタルの木ゴテ押さえに一二三石(ひふみいし)をランダムに。
踏み石は御影石の裏側を。表側より裏側のテクスチャーが面白かったのです。
洗面室の床下点検口。オープンハウスでは開口を空けたままで、見学にお越しのみなさんに不思議がられたところです。
コンクリート壁のブラケット。この壁はコンクリート打放しではなかったのですが、コンクリートが美しく打設出来たのでその上への仕上げを中止したものです。(経緯はこちらの記事で⇒☆)
レンジフードも付きました。
トイレ周りはブラックの黒板塗料。空間が締まりました。シーリングは後藤照明のレプリカ灯。
窓を開け放つとLDKとバルコニーが一体の空間。キッチンは監督さんと大工さんの苦心作です。
障子を閉めればシルエットの美しい和モダンな空間に。
障子を開けると、甍の波の連なる見晴らしのいい景色。
ここまで思い切った設計をさせていただく機会は少ないものですから、本当に楽しかったです。
3年に1度くらいは、こういった難しい作品もやってみたいです。
クライアントさまはじめ、工事関係者のみなさま本当にありがとうございました。
2013.04.03 ディクタ建築事務所 原田久