豊橋の注文住宅 「老津の家」 のコンクリート工事
きれいなコンクリートですが、コスト的な事情とスキップフロアという建物の形状から打放し仕上げは採用しておりません。
打放しでないコンクリートの事を社内では「やりっぱなし仕上」と表現しますが、社外では使いません。なぜなら額面どおりに受け取られて本当に「やりっ放し」にされては困るからです。
さて、今回は打放し仕上げではありませんので、型枠について注文をつけるのは筋違いなのですが、それでも 「出切ればで構いません。使いまわしの型枠の中でなるべくきれいな物を使って貰えると嬉しいです!」とお願いし、その意向に沿って施工してもらいました。
実はきれいな型枠を使ってもらうことの効果は見た目だけではありません。セパを入れる位置や、コンクリートの打設にも気を使って貰えます。つまり「やりっ放し」でないコンクリートにしていただけたということです。
2012.09.01 ディクタ建築事務所 原田久