軒の出と屋根の厚みは、建物の印象に影響します。 軒の出は、短すぎず、出しすぎず。 屋根の厚みは、薄すぎず、厚すぎず。 屋根のボリュームに対するバランスが大切。 「北設の家」は、妻面に母屋を見せないスッキリした屋根。 母屋を持ち出さない替わりに垂木の向きを変えてはね出します。 夜も眠れないほど、夢に何度も出るほど、考え抜いた寸法ですが、 組みあがった姿を見ると、このバランスで正解だったようです。2013.05.31 ディクタ建築事務所 原田久