「北設の家/設楽」 妻飾り

2013-07-15 · 【設楽・北設の家】

鋭意工事中の北設の家。

大工さんが3人も入ってくれてますので、マメに現場へ行かないと “たったかたったか” 進んでしまいます。

建物の妻面、屋根の三角形になった部分を矢切り(ヤギリ)と呼びます。この部分に小屋裏の換気ガラリを付けている家を見かけると思います。

この換気ガラリ、程よい大きさのものがありませんので、私は棟か軒裏のどちらかで小屋裏換気を行います。6寸勾配の北設の家では、この矢切りが大きくなり、何もしないと間の抜けたエレベーションになってしまいます。そこで瓦製の妻飾りを設けます。



矢切り頂点から430mm下り、60mm間隔の原寸図を現場に張って確認。この寸法は図面上のスケールなのですが、図面と現場では感じ方が異なります。



事務所に帰ってもう一度図面を書き直し。様々な角度からの写真を見比べ、図面を何枚も打ち出し、そして再度現場で確認。どうやら矢切り頂点から510mm下がり、70mm間隔がベストの寸法。



バッチリなバランスで納まった妻飾りを見てひとり悦に入ってます。


2013.07.15 ディクタ建築事務所 原田久

「北設の家(設楽町)」竣工写真と作品の紹介をしています。
https://www.dikta.jp/work-detail.html?id=44



 

 



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