友人との時間はLDで過ごし、頻度の少ない両親などの宿泊はリビング続きの和室で という考えで
LDを広く確保する計画が主流の中、「中世古の家/豊橋」には客間らしい客間があります。
玄関近くに計画されることの多い客間。
建具の開閉によってはホールからの景色にもなる計画です。
お子さんが小さいうちは、LDK+和室は多くの人にぴったりの形だと考えています。
目を離すと危ないくらいの時期には和室で親子で過ごし、少し大きくなったら子供は和室やリビングで
遊んで親はダイニングから見守る、という光景はイメージしやすいかと思います。
お子さんが成長してご夫婦それぞれの時間を大切にするようになると、LDとは別に接客スペースがあると、
それぞれが気持ちよく過ごせそうですし、客間では、毎日の生活の中でちょっとした非日常感も生まれやすそうです。
発端はクライアント様のご要望ですが、考えれば考えるほど客間は魅力的で、考えていて楽しくなります。
16.02.11 栗山祐子