建物表題登記は、自分でチャレンジ出来る申請です。書類を揃えて法務局窓口で「本人申請の相談に来た」と告げれば、相談員の方が親切に教えてくださいます。訂正個所や印鑑の捺印個所は相談員の方の指示に従って書類を整えて提出すればOKです。
確認申請書など原本還付を請求する書類はコピーを提出ることになりますが、コピーに「原本と相違ないことを証明する」と記入し署名捺印が必要になります。この「原本と相違ないことを証明する」というゴム印がありますので、何も書かずにコピーだけ持って行って相談員の方の指示に従ってください。(連名での申請であっても原本証明の記名捺印は代表の方1名の認印でOK)
現場の検査をして問題がなければ約1週間で登記完了です。署名捺印の個所が多いのでちょっとアタフタするかもしれませんが、書類自体はそれほど難しいものではありません。
法務局が開いている平日に時間が取れて、かつ保存登記までのスケジュールに余裕のある方なら本人登記にチャレンジするのもありかなと。浮いたお金で家事スペースなどにちょっとした椅子を購入するのも一興かと存じます。
***以下、本人登記の覚書**************************************
【地図】
・google map をプリントアウトしたものでOK
【確認申請原本】
・返却して貰えるように「原本還付」の付箋を貼っておきます
【確認申請書コピー(確認済書と1~5面)】
・確認済書(役所の判子が押してある書類)と1~5面をコピーします。
【平面図】
・確認申請の平面図のコピーでOKです。
【建物図面・各階平面図(この書類のみB4)】
・各階平面図の縮尺は1/250、建物図面の縮尺は1/500で記入します。
・作成者欄に住所、氏名(連名の場合は連名で)、申請者欄に氏名(連名の場合は連名で)を記入します。
・各階平面図の求積表は小数点第3位以下を切り捨てにします。 (確認申請の面積と一致しなくても構いません)
【住民票】
【印鑑証明】
・申述書が必要な場合は実印の捺印が求められますので、印鑑証明が必要です。
【建築工事完了引渡証明書(施工会社が発行)】
・家屋所有者が連名の場合は持分の記載が必要です。
【施工会社の登記事項証明書と印鑑証明】
・表題登記を申請する法務局と施工会社の法人登記をした法務局とが異なる場合、登記事項証明書及び印鑑証明書が必要です。
【書留用封筒と若干多めの切手代(住宅なら1000円分くらい)】
・申請時に申し出ることで登記完了の書面を返送していただけます。(法務局まで受け取りに行く手間が省けます。)
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