新城の「杉山の家」は実施設計に入って1ヶ月が経過。
基本設計でまとめた形をさらに深め、より良い家を目ざして何度も何度も図面を描きなおします。実施設計では、建材・機器・器具の選定、各部の納まり検討、構造計算、設備、外構など、決めなければならないことがたくさんあります。
ひとつひとつの物や事について、多くの選択肢から一番相応しいものを選んで、クライアントに提案、図面に落とし込みます。
出江事務所時代からの癖で、以前は現場が動いてから現物を確認し決定する手法をとっていました。最近は実施設計段階で検討し、その答えをもって、現場に臨み再度検討する方法にシフトしています。
手間をかければかけるほど、自身が納得できる質の高い建築を作り上げることができるのです。