「成岩の家」の木材検査に弥富の(株)山西さんに行ってまいりました。
折角の機会ですのでお客様にもプレカット工場の見学していただきました。
この工場に来るのは3回目。来るたびに工場が大きくなっています。
土台→梁→構造合板を見てまわって最後に柱の棟屋へ。
化粧柱。小口に化粧として使える部分をマーキング。
乾燥時にひび割れが化粧面に出ないように、あらかじめ割れ目を入れておきます。これを「背割り」といいます。
この「背割」をどの方向で使うかも先日の打ち合わせで決めています。
独立柱などで、背割りが必ず見えてしまう時にはなるべく、目立たない方向に背割りを向けます。
壁の中に隠れてしまう柱でも、構造金物との取り合いを考えて向きを指示します。
この山の隣に背割のない、無節の奇麗な柱の山がありました。
よく見ると・・・
集成材の表面に2ミリほどの薄い材で張り物が施してあります。
建ってしまえば分らないそうで、表面の張り材が剥がれてくるということもないそうです。
工場の見学が終った後、会議室をお借りして、第二回目の定例打ち合わせ。
今回は屋根や外壁、サッシの色を決めていただきました。
8月下旬の上棟に向けて、順調に準備が進んでいます。
2016.08.08 原田久